コーヒーのクロロゲン酸とカフェインに中性脂肪を下げる効果あり!

コーヒーに中性脂肪を下げる効果はある?

 

あなたはコーヒーを飲む習慣がありますか?コーヒーを飲むとホッと落ち着くという感覚から、毎日飲む習慣がある方もおられると思います。

 

コーヒーには、様々な栄養成分が含まれており、古来コーヒーは薬として用いられていたこともあります。

 

最近では、コーヒーと健康の関係性についての研究も盛んに進められています。例えば、脂肪燃焼効果、血糖値の上昇の抑制、がん予防などの効能があることが報告されています。

 

脂肪燃焼効果というと、中性脂肪対策に良さそうですよね!ただ、注意しなければならない点もあります。

 

それでは、コーヒーに含まれる栄養成分やその効能、そして効果的な飲み方についてご紹介していきたいと思います。

 

コーヒーの栄養素

まずは、コーヒーが含んでいる栄養素について説明していきます。

 

コーヒーには、1000種類以上にも及ぶ化学物質が含まれています。その中でも代表的な成分は、「クロロゲン酸」と「カフェイン」になります。この2つについて詳しくみていきましょう。

 

クロロゲン酸

ポリフェノールの一種で、コーヒーの苦味や香り、茶色のもととなる成分です。

 

抗酸化作用や抗炎症作用があることから、動脈硬化や高血圧の予防などに効果的と言われています。

 

また、クロロゲン酸の働きの1つに、脂肪が消化吸収するのを抑えることがあります。

 

食事で脂肪を摂ると、膵臓から膵リパーゼという消化酵素が分泌されます。この膵リパーゼは、脂肪を「脂肪酸」と「グリセロール」に分解します。分解物は、小腸から吸収され、再び脂肪に戻り脂肪として蓄えられるのです。

 

クロロゲン酸は、この膵リパーゼに働きかけて、脂肪の分解・吸収を抑制することが報告されています。

 

クロロゲン酸の2つ目の働きは、体内に溜まっている脂肪を燃焼しやすくすることです。

 

脂肪は、肝臓や筋肉の細胞内にある燃焼器官である「ミトコンドリア」にある酵素の働きで燃焼し、エネルギーに変換されます。消化管で吸収されたクロロゲン酸は、血管を通って、肝臓や筋肉に運ばれます。

 

するとクロロゲン酸は、ミトコンドリアに働きかけ、脂肪の取り込みを促進します。それによって、脂質はミトコンドリア内に取り込まれ、燃焼し、エネルギーとして利用され、体脂肪が減少する効果が期待できます。

 

さらに、動物実験では、中性脂肪の合成を防ぐことも認められており、ヒトにも同様な効果が期待されています。

 

カフェイン

カフェインは、中枢神経の興奮や覚醒を促す作用があります。そのため、交感神経の興奮が高まり、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンの分泌が活発になることで、エネルギー消費も高まります。

 

コーヒーを飲んでから1時間後にカフェインの作用によって、脂肪が分解されて生まれる脂肪酸が増加することがわかっています。そのため、コーヒーを飲んで1時間後に運動すると、エネルギー源として脂肪が使われやすく、中性脂肪の分解が進みます。

 

コーヒーの効能

次に、コーヒーの効能について説明していきます。

 

コーヒーには、生活習慣病、糖尿病、高血圧の予防に効果があるという研究報告がされています。また、中性脂肪が高い方に多くみられる脂肪肝も予防することがわかってきました。

 

人体実験では、肥満気味でコーヒーを飲む量が少ない人は、痩せ気味でコーヒーをよく飲む人と比べると脂肪肝の人が多いことがわかっています。さらには、脂肪肝になった人は発症前後の5年間でコーヒーを飲む量が少なくなっていることも分かっています。

 

このことから、コーヒーは脂肪肝を予防する効果が期待できます。

 

コーヒーの効果的な飲み方

コーヒーの効果的な飲み方について紹介していきます。

 

コーヒー豆を選ぶときにちょっと気にしたいこと

まずは、コーヒー豆の選び方です。

 

コーヒー豆は、生のコーヒー豆(緑)を焙煎することによって、茶色のコーヒー豆になっていきます。焙煎する過程で、クロロゲン酸が少しずつ減っていくことがわかっています。

 

そのため、よりクロロゲン酸の効果を得たい方は、深煎りより浅煎りを選ぶことをおススメします。

 

さらに、有機栽培と通常栽培のコーヒー豆を比較すると、有機栽培のコーヒー豆の方が、クロロゲン酸、カフェインなどの成分が多く含まれています。

 

コーヒーを飲むタイミングにも気を付けてみましょう

続いて、飲むタイミングについてです。

 

食後の血糖値を抑える効果を得るためには、「食前」にコーヒーを飲むとよいでしょう。食後の血糖値の上昇を緩やかにすることで、脂肪の蓄積を抑えることができます。

 

また、飲むときは砂糖を入れずに飲むようにしましょう。砂糖を入れて飲むと、血糖値が急上昇してしまい逆効果になります。ミルクを入れる場合は少量にすることをおススメします。

 

また「運動前」に飲むことで、運動後のエネルギー消費量が増加します。先ほど、カフェインの説明の時にも紹介しましたが、コーヒーを飲んで1時間後に脂肪が分解された脂肪酸が増加します。

 

運動する1時間前にコーヒーを飲んでから、運動するとよりダイエット効果が期待できます。

 

こんな飲み方もあります

コーヒーのアレンジした飲み方をご紹介しましょう。

 

腹持ちがよく、コクのあるコーヒーを飲みたいときは「バターコーヒー」がおススメです。コーヒー1杯に無塩バターを大さじ1入れます。コーヒーの香りとバターの香りはけんかしません。

 

また、体を温めて代謝アップをしたいときは、「シナモンコーヒー」がおススメです。コーヒー1杯にシナモンスティック1本使って混ぜます。もちろんシナモンパウダーでも代用可能です。

 

その他にも、より香りを楽しむには、りんごやレモンなどを入れて飲むことをおススメします。さらなるリラックス効果が期待できます。

 

コーヒーを飲むにあたっての注意点

最後に飲み方の注意点をお伝えしたいと思います。

 

コーヒーに含まれるカフェインの影響は個人差があります。コーヒーを飲むと夜眠れなく方や妊娠中や授乳中の方はカフェインレスのコーヒーを飲むようにしましょう。カフェインレスでも、クロロゲン酸は含まれているので、コーヒーの効果を得ることはできます。

 

また、カフェイン入りのコーヒーは覚醒作用があるので、寝る前に飲むと眠りが浅くなる可能性が高いため、避けるようにしましょう。

 

まとめ

コーヒーには、リラック効果だけでなく健康にもよい効果を持っていることを知っていただくことができたでしょうか。

 

特に、中性脂肪の高い方におススメする飲み方では、「食前に」「運動する1時間前に」「砂糖なし、ミルクは少量で」がポイントです。

 

砂糖なしでコーヒーを飲むのが苦手という方は、甘い香りがするフレーバーコーヒーをおススメします。色々な香りのコーヒーがありますので、ぜひお好みのコーヒーを見つけてみてください。

 

コーヒーを入れる器具がない、時間がないといる方も、最近コンビニでも手軽に淹れたてのコーヒーを飲むことができます。

 

あなたも早速コーヒーを飲む生活を始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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この記事を書いてくれた管理栄養士さん
  • あやさん
  • 資格:管理栄養士
  • 大学・大学院で生活習慣病について研究。卒業後、製薬会社に勤務。栄養学に興味を持ち、管理栄養士資格を取得。

    現在、ダイエット・更年期向けの食事アドバイスを行っている。

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