中性脂肪を下げたい方は「ココナッツオイル」も上手に活用しよう

中性脂肪を下げたい方は「ココナッツオイル」も上手に活用しよう

 

最近、ココナッツオイルは健康に良いと雑誌やTVで取り上げられています。そのため、一度はココナッツオイルという言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。

 

ココナッツオイルはすぐにエネルギーに変わって消費されるため、中性脂肪が生成されにくいオイルになります。

 

その他にも、健康管理に気を使っている方は、一度は試してみようと思わせてくれる効能をたくさん持っています。

 

ココナッツオイルがなぜ身体によい効能を持つのか、ココナッツオイルの特徴や栄養素について紹介していきたいと思います。

 

ココナッツオイルってどんなオイル?

まず、ココナッツオイルの正体をみていきましょう。

 

ココナッツオイルは、ココヤシの果実「ココナッツ」の種からとれる油です。産地の東南アジアなどでは、「命のオイル」と呼ばれてきました。

 

料理だけでなく、虫刺されの塗り薬、風邪予防薬として生活に欠かせないものとして使われています。

 

ココナッツオイルの特徴

次に、ココナッツオイルの特徴について説明します。

 

ココナッツオイルは、ココナッツから抽出される植物性油になります。植物性油としてよく知られているのは、オリーブ油、ごま油などがあります。これらの植物性油とココナッツオイルは、含まれる脂肪酸の種類と特性に違いがみられます。

 

違いその1:脂肪酸の長さ

1つ目の違いは、脂肪酸の長さです。油の構成成分である脂肪酸は、分子が鎖のようにつながった構造をしており、その長さによって分類されます。

 

多くの食用の植物性油は、分子の鎖が長い「長鎖脂肪酸」で構成されています。

 

一方、ココナッツオイルは長鎖脂肪酸よりも分子の鎖が短い「中鎖脂肪酸」がより多く含まれています。

 

この中鎖脂肪酸は、母乳や牛乳にも少量含まれていますが、ココナッツオイルには60%以上も含まれています。

 

違いその2:脂肪酸の長さ

2つ目の違いは、脂肪酸の飽和度です。鎖状につながっている炭素分子が水素で飽和されている脂肪酸を飽和脂肪酸、炭素の鎖に二重結合や三重結合を持つ脂肪酸を不飽和脂肪酸と分類されます。

 

一般的には、動物性脂肪は飽和脂肪酸を多く含み、植物性油のほとんどは不飽和脂肪酸を含みます。しかし、植物性油であるココナッツオイルは飽和脂肪酸を多く含んでいるのです。

 

飽和脂肪酸は、熱に強く、酸化しにくいというのが特徴になります。熱などによって酸化された油は、悪玉コレステロールを増加させて、動脈硬化の原因になります。

 

ココナッツオイルは酸化されにくいため、加熱調理にもおススメできる油となります。

 

ココナッツオイルの効能

ココナッツオイルの効能について紹介していきます。

 

ココナッツオイルは中性脂肪をためにくいオイルと言えます。

 

その理由の1つ目は、素早くエネルギーとして使われやすいためです。一般的な油の主成分である長鎖脂肪酸は、小腸から吸収された後、リンパ管から静脈を通って、必要に応じて各組織でエネルギー源として使われます。

 

それに対して、中鎖脂肪酸は小腸から吸収された後、直接肝臓へ運ばれ、すぐに分解されてエネルギー源として利用されます。そして、中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸に比べて消化されるスピードは4倍速く、摂取してから10時間以内にはほとんどが分解されてしまいます。

 

そのため、脂肪が吸収されにくく体脂肪として蓄積されにくいのです。さらに体内にある脂肪の燃焼もしやすい効果まで持っているのです。

 

2つ目は、満腹感を早く感じやすく、食べ過ぎ防止や間食を減らす効果があるためです。

 

実際に、食事の中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸の割合を変えることで、食事の総量とカロリーの摂取量の変化を調べる研究が行われました。
その結果は、中鎖脂肪酸の割合が高いと食事の総量が減り、それに伴ってカロリー摂取量も減るという報告があります。(参考文献:ココナッツオイル健康事典

 

さらに、中鎖脂肪酸には代謝を向上させる作用もあります。代謝が上がることで、エネルギーの消費量が増えるため、燃焼するカロリーが増えて体脂肪は減少します。

 

このように、ココナッツオイルは脂肪を減らしたいという方におススメの油であることがわかります。

 

その他の効能としては、アルツハイマー型の認知症予防、糖尿病予防、免疫力を高めるなどが知られています。

 

ココナッツオイルの選び方

ココナッツオイルの選び方についてです。

 

ココナッツオイルを購入するときは、「エキストラバージン」「バージン」などの表示が入ったものを選ぶようにしましょう。

 

バージンココナッツオイルは、40℃以下の低温圧搾で搾り化学的な処理を行っていないため、ココナッツオイルの天然成分が残っており、本来のココナッツオイルの効能を得ることができるためおススメします。

 

ココナッツオイルの使い方

ココナッツオイルの使い方について説明しましょう。

 

ココナッツオイルは、24.5℃を下回ると固まり始め、20℃以下になると白くカチカチに固まります。夏は液体、冬は固体と形状が変わります。

 

ココナッツオイルは酸化しにくいため、保存は常温でOKです。固まったオイルを液体として使用するときには、容器ごと湯煎して溶かすとよいでしょう。液体と固体を繰り返しても品質に大きく影響することはありません。

 

大きい容器で購入した場合は、小さな瓶に小分けすると便利に使用できます。また、水分が入るとカビや劣化の原因になるので水分が入らないように気をつけましょう。

 

ココナッツオイルの食べ方

ココナッツオイルの食べ方について紹介していきます。ココナッツオイルは、ココナッツの特有の甘い香りがあります。そのため、和食以外の料理と特に相性が良いようです。

 

ココナッツオイルは、熱に強く酸化しにくいため、加熱料理に使う油として使うのもおススメです。例えば、食パンにココナッツオイルを塗ってトーストして、はちみつを塗ったハニートーストはココナッツの香りも加わり、より美味しく食べることができます。

 

その他には、スープに加えてみるのもおススメです。かぼちゃや人参のポタージュスープに入れるとよりコクのある濃厚スープになります。

 

作り方は、熱した鍋にココナッツオイルを入れて、かぼちゃや人参を炒め、蒸し煮にします。その後に、水を加えてコンソメ、そして牛乳や豆乳を入れます。最後に塩、こしょうで味付けをしたら出来上がりです。

 

その他には、ヨーグルトに果物とココナッツオイルをかけて召し上がるのも手軽でおススメです。

 

まとめ

ココナッツオイルが身体に良いオイルである理由は、構成される脂肪酸が「中鎖脂肪酸+飽和脂肪酸」であることがポイントでしたね。

 

ココナッツオイルはエネルギーとして利用されやすいため、脂肪として蓄積されにくいことが長所の1つです。ですから、中性脂肪が気になる方は上手に活用したいオイルですね!

 

ただ、食べ過ぎてしまうと脂肪として蓄えられてしまいます。摂取量の目安は、1日大さじ1〜2杯程度にしましょう。

 

そして、ココナッツオイルは酸化されにくいため、加熱調理にも使えるので様々な料理に挑戦してみてくださいね!

 

まずは一度、ココナッツオイルを試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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この記事を書いてくれた管理栄養士さん
  • あやさん
  • 資格:管理栄養士
  • 大学・大学院で生活習慣病について研究。卒業後、製薬会社に勤務。栄養学に興味を持ち、管理栄養士資格を取得。

    現在、ダイエット・更年期向けの食事アドバイスを行っている。

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